システム開発・保守、システムコンサルティング、システム運用管理支援、ソフトウェア開発等を行う会社のコーポレートサイトで、WordPressで構築されたウェブサイトを調査しました。
システム会社はWordPress等のCMSを利用せずHTMLのみで構築しているサイトやphpにて構築されているサイトもありますが、ここに挙げたようにCMSとしてWordPressを採用しているサイトも数多く存在します。ここではWordPressで構築されたシステム開発サイトを検索エンジンから探し出し、サイト構築事例を紹介します。システム会社ならではのセキュリティ対策や利用プラグインなどもわかる限り調査しました。サイト制作やリニューアルのご参考になれば幸いです。
目次
WordPressを導入しているシステム開発会社一覧
ネットワンシステムズ
公式サイト:ネットワンシステムズ
東京にある設立約30年のシステム会社のネットワンシステムズさんです。サイト全体がWPによって構築されているようです。セキュリティ対策はログインURLはアクセス拒否されているようです。スマホサイトは別ディレクトリ。
確認できた利用プラグインは以下です。SEOで有名なプラグインを使っているのは意外でした。
- All In One SEO Pack – SEOプラグイン
- Contact Form 7 – コンタクトフォーム
- ネットショップ管理プラグイン – 利用用途?
株式会社アクシア
公式サイト:システム開発のことなら株式会社アクシア[東京]
ホワイト企業アワード2017で「労働時間削減部門大賞」を受賞された、Webシステム開発会社のアクシアさんです。ちょうど先日代表の方が書いた書籍を読んでいました。
サイトの方は、セキュリティ対策としてログイン時に二段階認証を実装していました。
利用プラグインは以下です。
- Yoast SEO – SEOプラグイン
- Contact Form 7 – コンタクトフォーム
- ポピュラーポスト – 人気のある記事を表示するプラグイン
フュージョニア
公式サイト:システム開発 東京|PHPでのWebシステム開発のフュージョニア
平成元年設立の東京と大阪に拠点があるフュージョニアさんです。ログイン画面はアクセス拒否設定されています。スターターテーマとして有名なUnderscoresをベースにテーマ開発されていました。利用プラグインは以下。
- All In One SEO Pack – SEOプラグイン
- Contact Form 7
- Jetpack – 色々な機能がついているWP公式プラグイン
NSK 日本システム開発株式会社
公式サイト:NSK 日本システム開発株式会社
日本システム開発さんは東京、名古屋、島根で30年以上の歴史のあるシステム会社です。WPは別のサブドメインに設置しています。ログイン画面に対してのセキュリティ対策は特にしていなさそうでした。利用プラグインは以下です。
- Contact Form 7
- Table of Contents Plus – 記事に目次を追加できるプラグイン
- Easy FancyBox – ライトボックス系画像ふわっと表示するプラグイン
- Responsive Image Maps – jQuery RWD Image Mapsというクリッカブルマップをレスポンシブ対応させるjQueryプラグインのWordPress用プラグイン
アバタス株式会社
公式サイト:システム開発 東京 | セキュリティ対策・システム開発のアバタス株式会社
池袋を拠点に活動されているアバタスさんです。ログイン画面へのセキュリティ対策は特にされていませんでした。利用テーマは日本のビジネス用テンプレートとして有名なBizVektorです。利用プラグインは結構多め。
- Yoast SEO
- TCD Google Maps – Googleマップカスタマイズプラグイン
- Contact Form 7
- VK Post Author Display – 投稿本文の下に投稿者情報を表示するプラグイン
- Refined – 利用テーマであるBizVektor用の拡張デザインスキン用プラグイン
- WP jQuery Lightbox – ライトボックスプラグイン
- VK Link Target Controller – タイトルのリンク先を任意のURLに設定するプラグイン
株式会社システム開発研究所
公式サイト:株式会社システム開発研究所
1983年創業の歴史ある会社、システム開発研究所さんです。画像やCSS, JS等のデータは絶対パスで読み込むよう設定され、テーマディレクトリ内からの読込ではないようです。ログイン画面へのセキュリティ対策は特になし。利用プラグインはシンプル。不要なWPのソースコードは削除されておりきれいなソースでした。
- WP-PageNavi ページ送りプラグイン
- All in One SEO Pack
クボタシステム開発株式会社
公式サイト:クボタシステム開発株式会社
クボタシステム開発さんは昭和62年設立の歴史ある会社さんです。WordPressの設置は別ディレクトリに設定、オリジナルテーマで開発。ログイン画面のセキュリティ対策は特にされているようではないようです。そして、プラグインの利用はありませんでした!
お問い合わせは一つのページを各事業部毎にパラメータで分けて運用されているようです。また、SSLはフォーム系のページのみ対応しています。
パシフィックシステム株式会社
公式サイト:パシフィックシステム株式会社
東京、埼玉、大阪、名古屋等を拠点に1980年設立の歴史あるシステム会社、パシフィックシステムさんです。WordPress設置は別ディレクトリで運用、ログイン画面へのセキュリティ対策は特にされていないようです。テーマはオリジナルで構築。利用プラグインはContact Form 7関係のみ確認できました。
- Contact Form 7
- Contact Form 7 add confirm – 確認画面を追加するプラグイン
番外編
サイボウズLiveマガジン
公式サイト:サイボウズLiveマガジン
最後に番外編として、コーポレートサイトではないですが、グループウェアで有名なサイボウズが運営する「サイボウズLive」の事例や紹介、お知らせなど情報更新サイトです。ログインURLはアクセス拒否にしてセキュリティ対策をしているようです。
利用プラグインは以下です。機能追加系のプラグインの利用が多いですね。
- Google Analyticator – 管理画面上からアナリティクスを確認できるプラグイン
- jQuery Colorbox – ライトボックスプラグイン
- Twitter profile widget – Twitterを表示するプラグイン
- はてなブックマーク
まとめ
検索をメインにWordPressを導入している会社を調査しました。検索から調べた感じでは4-5社に1社程度でWordPressを導入しているという割合でしょうか。
WordPress導入でポイントとなるところは次のようなところです。
- ログイン画面へのセキュリティ対策をしているか?
- 利用プラグインは最低限にまとめているか?functions.php に記載できるものはないか?
- テーマはオリジナルで開発するか?それともテンプレートを利用するか(メリットとデメリットを検討の上で選択)
- サイト全体をWP化するか、問い合わせ等の一部のページはWPではなくフォームを組むか?
- SSL化はどこまでの範囲でおこなうか?(できればサイト全体が好ましい)
調査していてわかったのは、問い合わせフォームのContact Form 7の利用率の多さです。プラグインで導入している場合は全てContact Form 7でした!無料でこの機能を提供してくれることに脱帽です。
スマホ対応に関しては、各コーポレートサイトスマホしていました。唯一、番外編のサイボウズさんのみスマホ未対応。マガジンサイトなのにスマホ対応しなくていいんですかね?
以上、システム会社をWordPressで構築・運用するときの参考になれば幸いです。
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