WordPress をオンラインショップ化するプラグインである「Welcart」において、今までは商品画像が表示されていたものの、あるときを堺に商品画像が表示されないという不具合がありました。
わかればそんなに大したことではありませんでしたが、行った対処法をご紹介します。
目次
Welcart 2.6 からは商品画像の命名ルールが撤廃された
今までは商品コードを画像ファイル名に設定し、サブ画像においても連番にする、アンダースコアを2つ置くといった命名ルールがありました。これにより自動的に商品画像が適用されていました。
しかし、新しいバージョンの Welcart 2.6 からは商品画像の命名ルールが撤廃されました。
画像のファイル名を商品コードとするというルールがなくなりました。
新しい商品画像登録機能について | 【公式】Welcart | カスタマイズ開発に強いEC構築ツール
その画像ファイル名のままアップロードすることができます。ただし、該当する商品編集画面からアップロードする必要があります。
ファイル名は自由になりますが、サーバーが認識しやすい文字(半角英数など)を使用することをお勧めします。
今までとは設定方法が変わりますが、都度ファイル名を変更しなくていいため運用の手間は少なくなりますね。
一方、この変更により商品画像が反映されなくなったという不具合が発生しました。
商品画像の登録ができない要因は3つ
商品画像の登録ができない(Welcart2.6~) – Welcart サポート
こちらに記載してありますが、主に商品画像が登録できない原因として3つあります。
- 新しい商品画像登録が停止中になっている
- 「Image Uploader for Welcart」プラグインを使用している
- サイトの常時SSL化の設定ができていない
今回は『「Image Uploader for Welcart」プラグインを使用している』が原因となって、登録済みの商品画像が反映されていませんでした。
コンバータープラグインを使って登録済み商品の商品画像を変換する
Welcart の開発元であるコルネ株式会社のコーポレートサイト内からコンバータープラグインが配布されています。以下のページにプラグインの配布先 URL と変換方法が記載されているので、手順どおりに行います。
Image Uploader for Welcart を使用している時のデータコンバートの手順を教えてください – Welcart サポート
これにより、問題なく変換されました。注意点としては、バックアップを取ること、Welcart を最新版にすることです。不具合が起こったらバックアップデータから復旧しましょう。バックアップの作成と復旧までを管理画面で実行できる Updraftplus, All in one WP migration あたりがおすすめです。容量が多いサイトの場合は制限に引っかかってしまうかもしれないので、512 MB 以上ある場合は Updraftplus が候補となります。
参考: なぜ WordPress はバックアップが必要なのか – WordPress プラグインでバックアップデータを作成する場合に検討するプラグイン
不具合があった場合は公式の情報を参照する
今回のように突然商品画像が反映されないと焦ってしまうかもしれませんが、そんな時は落ち着いて、まずは公式の情報に何かないか確認してみましょう。
今回のケースであれば、Welcart 公式のインフォメーションに画像変換方法が詳しく解説してありました。
Image Uploader for Welcart をご利用の方へ | 【公式】Welcart | カスタマイズ開発に強いEC構築ツール
2.7 以降は今まで利用していた Image Uploader for Welcart プラグインは不要になるため、変換後は削除して問題ありません。今知りましたが、個人の方が開発されていたプラグインだったんですね。最終更新は3年前。長い間開発お疲れ様でした。
Image Uploader for Welcart – WordPress plugin | WordPress.org
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