当サイトでも度々ご紹介しているサイトを高速化させるプラグインのWP Rocketのウェブサイトが日本語化しました。
フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語に次いで日本語対応で、アジア圏では初です。
日本語化に至った背景と今後の動向を考察します。
翻訳されたページは限られている
トップページのファーストビューはこんな感じです。文字のバランスが気になります……。機械翻訳したの?と思われても仕方ない感じも一部します。
また、日本語化されているページはトップページと料金ページのみとなり、以下のようなコンテンツは未翻訳です。
- 特徴
- 互換性
- 利用者の声
- ブログ、ECサイト、制作会社等のユースケース
- ブログ等各種コンテンツ
- 問い合わせ
- ログイン関係
よって、英語等各言語サイトでは表示されているグローバルメニューはありません。日本語以外の言語では上記のページも翻訳された言語ページが用意されていることを考えると、今後翻訳されていく可能性は高そうです。
翻訳作業にもそれなりの工数がかかるため、まずはトップページと料金ページを日本語化してみてどのくらいアクセス、コンバージョン等が上がるか数値をみてから対応するのかもしれません。
日本語化はよりWP Rocketの利用者を増やすためのファーストステップ
今まで対応してきた各言語によっておおよそのWordPress利用者をカバーしてきると推測します。一方、母国語での利用者がメインの日本のような国にはまだまだWP Rocket利用者は多くなく、プラグインを利用しようにも母国語に翻訳されていないと利用者はやはり限られてしまうと考えられます。
そのためまずはアジアとして一定の規模のある日本が候補に上がり、今回のサイト日本語化になったのではないかと見ています。
事実、WP Rocketの担当者から「日本でさらなる成長の余地があると考えていて、WP Rocketの存在感を高めるためにメールしました」という連絡を8月頃にもらい、その後何度かやりとりしました。
サイト全体とWordPress側の日本語対応が課題
とはいえ、現段階では「公式サイトの主要ページの日本語化」に留まっているため、他のページ含めた日本語対応、またプラグイン設定ページの日本語対応を進めない限り、「インストールしてみたら設定画面が英語」、「マイページもドキュメントも全部英語だしインストール、設定方法がわからない」、ということが容易に考えられます。
WordPressからWP Rocketの設定画面に入ると、こんな感じですべて英語です。設定項目で使われているのは単語や短い文章がほとんどなのでそこまで難しくはないですが、日本語でないためハードルは上がります。
今後の動向に期待
まだまだ完全ではないにせよ、現段階では日本語対応の最初の一歩と感じます。
翻訳ページを増やすことも大事ですが、日本語サイトは先程の通り、「機械翻訳された日本語サイト」と思われても不思議ではない状態で、洗練されているとは言えず大きな改善の余地があります。日本人から見て違和感を感じないように調整してほしいのが個人的な願いです。
WP Rocketを導入し簡単な設定をすることで、パフォーマンスを向上させ、コアウェブバイタル対策やPageSpeed Insightsのスコア改善に繋がります。手動で個別対応するよりもWP Rocketを利用した方がコストと時間がかからず良いパフォーマンスを出せることが多いため、日本のWordPressサイトにも広がっていってほしいです。
WP Rocket日本語チームのこれからに期待しています!
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