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株式会社ハイファイブクリエイト

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古いバージョンのPHPを使い続けていくことの問題点

池田祐太郎 | 2022年5月17日 更新 | 2019年5月14日 公開

WordPress 5.2から、PHPの最低必須バージョンが5.6.2となりました。

日本語 « PHP 最低必須バージョンの変更 — WordPress https://ja.wordpress.org/2019/04/03/minimum-php-version-update/

※WordPress 5.5からはPHPの推奨バージョンは7.4以上となっています。

ここ数日、保守管理のサイトや過去制作したサイトのオーナーより「PHPのバージョンが古いとどんな問題が起きるのか?」「このままだと何がどうマズイのか?」といった疑問から、「PHPのアップデートをしたところサイトが文字化けした!」という致命的なものまで、いろいろな連絡がありました。

何が問題でどんなリスクがあるか、またバージョンアップすることで得られるメリットなどをご紹介します。

目次

  • 1 セキュリティリスクの上昇
  • 2 表示速度への影響
  • 3 WordPressのアップデートができなくなる

セキュリティリスクの上昇

現在利用しているPHPのバージョンによりますが、記事執筆時点で既にPHP 7.0まで公式のサポートが終了しており、PHPのセキュリティに問題があった場合でも修正プログラムが適用されません。
WordPress側のセキュリティ対策をしていても、サポートが終了したPHPを使い続けることで、セキィリティの欠陥からハッキングされる可能性が高くなります。

もし、サイトがハッキングされると致命的なものから軽いものまで、様々な悪影響があります。

  • Webサイトの表示が極端に重くなる
  • スパム広告が勝手に表示される
  • 別のサイトへ勝手に転送される
  • Googleのブラックリストに載り検索に表示されない
  • 管理画面にアクセスできなくなり最悪サイトを失う
  • 不正なリンクが設置され、訪問者が被害を受ける(ウイルスをばらまく加害者になってしまう)

WordPress自体がPHPを利用しているため、リスクをゼロにすることはできませんが、サポートされているPHPを利用することにより可能性を少なくすることができます。

現在のサーバーで使える最新のバージョンを使うことをおすすめします。ただ、レンタルサーバーには利用できるバージョンが限られるケースもあります。例えばロリポップサーバーの現在の最新のPHPは7.1ですが、7.1の公式サポートは2019年12月に終了する予定です。

PHPは5.6か7.1の2択から選択する方式。5.6は既に公式サポートが終了しているんだけど…
公式のサポートスケジュール。7.1は2019年12月に終了予定

そういった利用バージョンが限られる場合、最新のPHPを利用しながら新しいPHPが利用できるようになったタイミングでまたアップデートする、という対策が必要です。

いずれにしても、WordPressサイトを利用する場合PHPの利用が前提のため、PHPは適切なタイミングでアップデートしていく必要があります。

それには日頃からバックアップをとっておき、PHPのバージョンアップで問題が起きてもすぐに復旧できるような保守体制が安心です。

表示速度への影響

サイトを運用していると新しい記事を作成したり画像が増えていきます。
そうするとデータベースの容量が増えていき、容量が増えるとメモリが足らなかったり使用率が高くなるなどで処理速度が遅くなっていきます。

チャートは、どちらのインデックスでも応答時間が増加することを示しています。図の右側を見ると、データ量が100倍になった時、速い方の クエリが元の2倍かかるようになった一方で、遅いクエリの応答時間は20倍増加し、1秒を超えてしまっています。

データ量が増えた時のデータベースのスケーラビリティ https://use-the-index-luke.com/ja/sql/performance-scalability/data-volume

新しいPHPのバージョンだと実行速度が上がったり同時に処理ができたりと、サイトの表示速度を早くする工夫がされています。
古いPHPの場合これが使えないため、サイトの速度が早くなりません。

PHP 7.2は1秒当たりとPHP 5.6と比較すると、その3倍のリクエスト(トランザクション)を処理できます!

PHP 5.6、7.0、7.1、7.2およびHHVMのベンチマーク(2018年) https://kinsta.com/jp/blog/php-7-hhvm-benchmarks/
処理能力は5.6と比較して7.0以降は2〜3倍!

表示速度が遅いと、アクセスしてくれたユーザーが帰ってしまったり、検索順位が下がる傾向があります。

ページ表示速度が遅いと、どんなデメリットがあるのでしょうか。大きく分けると、2つのデメリットがあります。(中略)このように表示速度が遅くなればなるほど、直帰率が高くなっていることがわかります。(中略)他にも、 ページ表示速度が遅いと検索順位が下がる アルゴリズムが存在します。PC ページは2010年に導入済みです。

ページ表示速度の影響を理解して高速化しよう|ferret [フェレット] https://ferret-plus.com/10492

WordPressのアップデートができなくなる

WordPress5.2からPHP5.6以下の場合にWordPressコアのアップデートができないようになりました。
これにより、WordPress側のセキュリティ対策や新機能が使えないなどのデメリットがあります。

PHP5.3.3を利用している環境でWordPress5.2へアップデートを試みるがアップデートはできない

PHPのアップデートで書いたとおり、PHPのパフォーマンスが大きく向上するため、WordPressをより少ない労力で動かせるようになり、サーバーの省電力化にも繋がります。

PHPは適切にアップデートし、ウェブサイトをメンテナンスしていい状態を保つことで安心したサイトの運用になります。

WordPressの保守管理でお困りの場合はご相談ください。
WordPress 保守管理サポート – WordPressサイトのメンテナンスや運用、保守を行うサービス

メールコンサルティング
WordPress保守管理サービス

Filed Under: WordPress 関連タグ:php

池田祐太郎

WordPressの導入を10年以上にわたって手掛けており、主に小〜中規模のコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイト等の企画・開発・保守・コンサルティングなどを行ってきました。2012年にハイファイブクリエイトを創業し、現在はWordPressの保守やコンサルティング、ディレクションや開発業務などを担当しています。 プロフィール詳細

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