builtwithで日本国内のWordPressで作られたウェブサイト一覧が紹介されていました。
Websites using WordPress in Japan
どのくらいかの細かい記載がないのでわかりませんが、トラフィックはどれも”Vefy High”または”High”なので、国内のアクセスが多いサイトと見ていいと思います。一覧の中からいくつかご紹介します。
目次
クックパッド
クックパッドのコーポレートサイトはWordPressで作られています。利用プラグインはContact form 7くらいしかソースコードからはわかりませんでした。流石クックパッドです。jQueryが2回呼び出されていたのが少しだけ気になりました。
The Japan Times
The Japan Times – News on Japan, Business News, Opinion, Sports, Entertainment and More
ジャパンタイムズのウェブサイト。ニュースやメディアといった情報発信系のサイトはWordPressと相性がいいです。制作された制作会社の制作事例にも掲載されています。
利用しているプラグインはYoast SEO(SEO), WP-Polls(アンケート機能),Events Manager(イベント機能)など、7,8個のプラグインが確認できました。
weblio 英会話コラム
weblioって英会話レッスンサービスやってたんですね。WordPressはサイト全体ではなく、コラム内のみ利用しているようです。テーマはTwenty Fourteenをカスタマイズされている様子。子テーマではないようなので、テーマのアップデートは対応していないのかもしれません。
プラグインはAll In One SEO Pack(SEO), Yet Another Related Posts Plugin(関連する記事機能), Master Slider(レスポンシブ対応のスライダー)等、7,8個程度利用しています。
Table of Contents Plusという目次を生成するプラグインを利用されていますが、3年間アップデートされていないようなので、他のプラグインに変更したほうがセキュリティ上よさそうです。
朝日新聞が運営するニッポン写真遺産
写真やアルバムのデータ化・デジタル化サービス|ニッポン写真遺産
ユーザーが入力した内容によって計算する「料金シミュレーション」、フォーム関係の「資料請求」や「お申込み」といったページを除いたページがWordPressで構築されています。
オリジナルテーマで作られ、確認できたプラグインはTable of Contents Plus(目次機能、3年間更新無し)、WordPress Popular Posts(人気の記事)の2点でした。
OnTrip JAL
JALが運営する旅に関するウェブマガジン。サイト全体WordPressでオリジナルテーマにて構築、利用プラグインはソースコードから確認できませんでした。スマホへの対応はレスポンシブではなく、デバイスによりパソコン用のCSS、スマホ用のCSSを切り替えています。
日本科学未来館
科学コミュニケーターブログ | 対話で科学を伝えている科学コミュニケーターによる日記です
日本科学未来館の科学コミュニケーターによるブログ。オリジナルテーマで構築していますが、スマートフォンへの対応はされていないようです。モバイルフレンドリー対応していないとGoogleからの評価に影響があるため、特にブログのようなモバイル端末からよくみられるようなサイトは対応しておいた方がいいでしょう。
利用プラグインはViper’s Video Quicktags Migratorという動画を埋め込むためのプラグインを以前利用しており、そのプラグインの提供が終了したため、変換するためのプラグインのようですね。
yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
医療 : 健康 : 介護 : ニュース : yomiDr. / ヨミドクター(読売新聞)
読売新聞が運営する医療や健康情報を発信するウェブメディア。WordPressの高速実行環境であるKUSANAGIを利用しています。(事例紹介ページ)
オリジナルテーマで構築、プラグインはオリジナルのものが一つ確認できましたが、メジャーなプラグインは確認できませんでした。
まとめ
WordPressの利用シェアは上昇を続け、他のCMSより圧倒的な差をつけて1位を維持しています。(参考:WordPress増加 – 6月Webサイト向けCMSシェア | マイナビニュース )
PVがあるサイトにはWordPressは向かないとも言われていた過去もありましたが、今はWordPressを高速に利用できる環境も揃ってきており、それなりにしっかりと対応すればストレスなく構築できるといえるでしょう。
多数のアクセスがあるサイトでもWordPressは問題なく利用できるので、そのようなサイトを検討中であればWordPressを一つの選択肢にいれるのは有りかと思います。
セキュリティ対策やメンテンスは大丈夫?
サイトを作ったきりで、アップデートをしていないとセキュリティリスクがあがり危険です。また、古いままのPHPのバージョンやMySQLを使い続けることで本来のパフォーマンスが出ずに放置となってしまっているのは非常にもったいないと感じます。
サイト構築後、2-3年経過している・サイトを管理している人がいない、という場合は確認することをおすすめします。
以上、WordPressで構築された有名・人気サイトのご紹介でした。