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株式会社ハイファイブクリエイト

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ホーム / ブログ / TIPS / 遅延読み込み開始させる画像を変更させるWordPressカスタマイズ

遅延読み込み開始させる画像を変更させるWordPressカスタマイズ

池田祐太郎 | 2024年7月16日 公開 コメントを書く

前回に引き続き、パフォーマンス改善の話です。

WordPress 5.5から画像やiframeタグに自動的に遅延読み込みとなるloading="lazy"が追加されるようになりました。これにより、ネイティブLazyloadが有効となり、コアウェブバイタルの1要素である Largest Contentful Paint(LCP)の改善に繋がります。

パフォーマンス改善のため、5.9からはネイティブLazyloadに関するwp_omit_loading_attr_thresholdフィルタが追加され、最初の1つ画像にはネイティブLazyloadが適用されなくなり、その後6.3では3つの画像が適用されなくなるという仕様となりました。

今回は、このフィルタを利用しloading ="lazy" を適用させる画像を変更させるコードをご紹介します。

目次

  • 1 WordPress 5.5から始まったネイティブLazyloadとは
    • 1.1 WordPress 5.9で最初の画像にはネイティブLazyloadが適用されない仕様に変更
    • 1.2 WordPress 6.3ではスキップする画像の数が3つに変更
  • 2 フィルタを利用してloading=”lazy”を適用させる画像を変更させる
    • 2.1 iframeタグも数に数えられる
  • 3 テーマに応じて遅延読み込みを開始する画像を制御する

WordPress 5.5から始まったネイティブLazyloadとは

WordPress 5.5では、画像がスクロールして表示されるまで画像の読み込みを待機させます。技術用語では「遅延読み込み (lazy loading)」といいます。

WordPress 5.5「エクスタイン」 – WordPress.org 日本語

Pagespeed Insightsで「オフスクリーン画像の遅延読み込み」項目として表示され、対処しているケースもあるかと思いますが、5.5からはWordPress側で遅延読み込み処理をしてくれるようになりました。imgタグ自体に loading ="lazy" が追加されるいわゆる「ネイティブLazyload」となり、IEを除く主要ブラウザで正式にサポートされている遅延読み込み方式です。

loading=”lazy”は各種主要ブラウザでサポートされている

loading 属性を 要素に(または loading 属性を 要素に)設定することで、ユーザーが近くにスクロールするまで、画面に表示されている画像や iframe の読み込みを延期するように、ブラウザーに指示することができます。

遅延読み込み – ウェブパフォーマンス | MDN

これにより、正しく画像を遅らせて読み込ませることができ、特に画像が多い記事や固定ページでパフォーマンス改善につながると言えます。

WordPress 5.9で最初の画像にはネイティブLazyloadが適用されない仕様に変更

全ての画像にloading ="lazy"が付与されていましたが、この場合、LCPに影響を与えることが判明。そのため、バージョン5.9では最初の1つ目の画像にloading ="lazy"を付与させないように仕様が変更されました。

Enhanced lazy-loading performance in 5.9 – Make WordPress Core

また、スキップさせたい画像を簡単に制御できるよう、wp_omit_loading_attr_thresholdフィルタが新しく追加されました。

wp_omit_loading_attr_threshold() – Function | Developer.WordPress.org

今回の機能強化で、LCPが全体的に改善され表示速度が最大30%速くなったという報告もあります。

WordPress can only make educated guesses around that and not be 100% certain, but an analysis taking into account 50 popular themes showed that the enhancement brought LCP improvements across the board, up to 30% faster page load.

Enhanced lazy-loading performance in 5.9 – Make WordPress Core

WordPress 6.3ではスキップする画像の数が3つに変更

バージョン6.3では、loading ="lazy"を付与させない画像が3つに仕様変更されました。つまり、4つ目の画像から遅延読み込みが始まる、ということです。(iframeが含まれていればそれも含める)

一般的なブログ記事であれば3つ程度は遅延読み込みせず、4つ目の画像やiframeから遅延読み込みが始まれば問題ないかと思います。

一方で、アイキャッチ画像がファーストビューを多く占めていて2つ目の画像からloading ="lazy"を適用させたいケースなどがあるかと思います。

ファーストビューでアイキャッチ画像が大きく占めているようなケース

フィルタを利用してloading=”lazy”を適用させる画像を変更させる

上述の通り、wp_omit_loading_attr_thresholdフィルタがWordPress 5.9から利用可能となりました。これによりloading ="lazy"を適用させはじめる画像を任意に変更可能です。またYoutube等の埋め込みコンテンツが上部に含まれている場合、iframeも数に入ります。

以下の例では、最初の画像はloading ="lazy"が付与されず、2つ目の画像からloading ="lazy"が付与されるようになります。

function custom_lazy_loading_threshold( $omit_threshold ) {
    return 1; // 最初の1つの画像のみスキップ
}
add_filter( 'wp_omit_loading_attr_threshold', 'custom_lazy_loading_threshold' );
1つ目のアイキャッチ画像は遅延読み込みされず、2つ目の画像から遅延読み込みされているのがわかる

iframeタグも数に数えられる

Youtube動画を上部に埋め込むこともあるかと思います。wp_omit_loading_attr_thresholdフィルタはimgとiframeが対象のため、Youtube動画も対象となります。先ほどのコードの例だと、3つ目にあたるYoutubeコンテンツのiframeはネイティブLazyload対象ですが、

iframeにも遅延読み込みが設定されているのがわかる

先程のコードを3つの画像をスキップするように設定変更してみると、正しくiframeが遅延読み込みせず、その次の画像から遅延読み込みしているのがわかります。

正しく4つ目にあたる画像から遅延読み込みしている

変更した箇所は return 3; のみです。

function custom_lazy_loading_threshold( $omit_threshold ) {
    return 3; // 1から3へ変更
}
add_filter( 'wp_omit_loading_attr_threshold', 'custom_lazy_loading_threshold' );

テーマに応じて遅延読み込みを開始する画像を制御する

このフィルタを利用することで、シンプルなコードで遅延読み込みの開始箇所を簡単にコントロールすることが可能です。これにより、より細かいパフォーマンス改善に繋がります。結果、Pagespeed InsightsやLighthouse改善に寄与します。

遅延読み込みにより「オフスクリーン画像の遅延読み込み」項目が表示されておらず、LCP関連は改善が必要なものの80点をマークしているのがわかる

今回ご紹介したカスタムコードはWordPressテーマ内の functions.php に追加することで動作します。WordPressのカスタマイズが初めての場合は子テーマを作成して行うことをおすすめします。

[WordPress]カスタマイズを始める前に覚えておきたい子テーマ機能と作成方法

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カテゴリTIPS 関連タグ:Webサイト高速化

池田祐太郎

WordPress の構築・保守を10年以上にわたって手掛けており、主に小〜中規模のコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイト等の企画・開発・保守・コンサルティングなどを行ってきました。2012年にハイファイブクリエイトを創業し、現在は WordPress の保守やコンサルティング、ディレクションや開発業務などを担当しています。 プロフィール詳細

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