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株式会社ハイファイブクリエイト

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ホーム / ブログ / TIPS / ChatGPTの「Code Interpreter」によってデータサイエンティストの職が奪われる?

ChatGPTの「Code Interpreter」によってデータサイエンティストの職が奪われる?

池田祐太郎 | 2023年7月26日 公開 コメントを書く

ChatGPTの新機能「Code Interpreter」が2023年夏頃に有料課金のユーザーに開放され、ようやく先日使うことができました。

データ解析がどうやって動くのか、解析したデータを視覚化する方法など、公開されている統計データを使ってCode Interpreterを触ってみましたのでご紹介します。

目次

  • 1 ChatGPTの新機能「Code Interpreter」
  • 2 データ解析の例: 東京都のオープンデータを用いた給与解析
    • 2.1 給与が高い産業のランキング
    • 2.2 男女間の給与差が小さい産業のランキング
    • 2.3 各産業の給与の上昇率の推移
    • 2.4 給与の変動に影響を与える可能性のある要因を考察してもらう
  • 3 Code Interpreterを使って誰でもデータ解析が始められる

ChatGPTの新機能「Code Interpreter」

「Code Interpreter」は、ChatGPTが提供する新機能の一つで、対象とするファイルをアップロードし、Pythonを実行してそのデータを解析したり、データに対してグラフ生成を行うことができる機能です。
コードの解析と実行、データ解析やビジュアル化、それらの説明などが実行可能です。また、実際に作成されたコードを表示できるため、プログラミングの基本的な概念やどうやってデータ解析しているのかということをコードを見て学ぶこともできます。

「プログラミングに興味はあるけど自分ではできない」という人や、「データ解析をしたいけど詳しくない」といった人にとって、非常に強力になりうるツールです。

データ解析の例: 東京都のオープンデータを用いた給与解析

統計データとして東京都が公開しているオープンデータを利用しました。事業所規模が30人以上の会社においての、労働者のひとりあたりの平均月間給与額を産業別に各月・数年間の推移がわかるデータです。

東京都の賃金、労働時間及び雇用の動き(毎月勤労統計調査結果年報)令和4年 – 第1-2表 産業、性別常用労働者の1人平均月間現金給与額(事業所規模30人以上) – 東京都オープンデータカタログサイト

東京都が公開している各産業別の平均給料がいくらなのかというデータ

これをChatGPTに読み込ませてみたところ、どんなデータなのかというのを行情報から判断して出力してくれました。

コードが実行され、ファイルの中身の解析が終わるやいなや、ファイルについての情報が出力された

それに対するコードも表示させてみます。この通りPythonを実行して結果が出力されているのがわかります。

表示されたPythonはボタンひとつでコピーできる

コードをコピーして、実際にPythonで動くことを確認しました。(printを追加)

$ python opendata-sample.py 
   事業所規模        産業       和暦年     西暦年 年平均・月 現金給与総額/計(円)  ... きまって支給する給与/女(円) 所定内給与(円) 所定外給与(円) 特別に支払われた給与/計(円) 特別に支払われた給与/男(円) 特別に支払われた給与/女(円)
0  30人以上  TL 調査産業計      平成29  2017.0   年平均      462436  ...          254244   333689    25566          103181          129286           62854
1  30人以上  TL 調査産業計      平成30  2018.0   年平均      467598  ...          260237   335576    25433          106589          134639           64861
2  30人以上  TL 調査産業計  平成31・令和元  2019.0   年平均      466397  ...          260658   334350    27212          104835          132573           63765
3  30人以上  TL 調査産業計       令和2  2020.0   年平均      457856  ...          261692   333481    24909           99466          124661           61640
4  30人以上  TL 調査産業計       令和3  2021.0   年平均      462052  ...          272033   337274    26689           98089          122669           61922

[5 rows x 16 columns]

給与が高い産業のランキング

まずは、給与額が高い産業順に並べます。オープンデータを見ていただければわかりますが、各月の給与情報まで掲載されているデータとなり、各月は除外しが方がシンプルです。また、不要な情報もあったためそれも除外してもらうよう指示しました。

「年平均・月」列の各月は除外し、年平均だけを見て、給与総額が産業を高い順に並べてください。
“-” という文字列が含まれている行は無視してください。

この通り、産業名と平均給与額がランキング形式で出力されました。

男女間の給与差が小さい産業のランキング

次に、男女の給与差が小さい産業はどれかというのを調べました。男女それぞれの給与に加え、差額がいくらなのかも計算してもらっています。

男女における給与額の差が小さい産業を順に並べ、合計額、男性給与額、女性給与額も合わせて示してください。

給与の男女差が小さい順に並べていると思いきや、情報通信業が変な位置に入ってしまっています(赤矢印)。その間違いは指摘することで正しい順に並び直してくれました。

各産業の給与の上昇率の推移

データには2017年から2022年の数年間の給与の推移が記載してあります。各産業において給与がどのくらい上昇しているかを調べつつ、視覚的に見やすいグラフで示してもらいました。

2017年から2022年の数年間の推移で、各産業において給与の上昇率がどれくらいかを調べたいです。また、各年の給与合計と、上昇率(もしくは下降率)も知りたいです。見やすいグラフを作成してください。

ヒートマップとは一言も伝えていないにも関わらず、ChatGPTが「見やすい」というのを判断してヒートマップを作ってくれました。ただし、各産業名は日本語部分が文字化けしています。多言語対応はこれからに期待しましょう。

コードを見てみると、グラフ生成はPythonのグラフ描画ライブラリであるMatplotlibを読み込んで生成していました。こういったデータを可視化したい場合、グラフ描画は最適です。

Matplotlib — Visualization with Python

給与の変動に影響を与える可能性のある要因を考察してもらう

最後に、このデータから各産業において給与が変動する要因について考察してもらいました。アバウトな質問だったため、返答もアバウトになってしまいましたが、なんとなく意味のあることを言っている風な内容はChatGPTの得意とするところです。

Code Interpreterを使って誰でもデータ解析が始められる

このように、一定の情報を持ったデータを読み込ませることで、Pythonを書かないとできなかったデータの解析や、ライブラリを使ったグラフ描画等をChatGPTに指示を出すだけでやってくれるようになりました。しかも文句も言わず、何度でもやりなおしもしてくれる忠実な部下のようです。

複雑なデータ解析はプロの領域でしょうが、簡単な解析やグラフ描画であれば、データサイエンティストではなくても出来てしまうことに驚きました。またさらに、コードが表示されることで、学習教材としても十分使えてしまいますね。他にも、画像をアップロードし画像処理もできる機能も兼ね揃えています。

記事内にある通り間違いはあるものの、Code Interpreterによりデータ解析も自分でできてしまうようになったので、興味があればぜひ触ってみることをおすすめします。

ChatGPTがすごいと世間を騒がせてからわずか数ヶ月でこのような機能をリリースしてくるOpenAI、異次元すぎますね……。

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Filed Under: TIPS 関連タグ:ChatGPT

池田祐太郎

WordPress の構築・保守を10年以上にわたって手掛けており、主に小〜中規模のコーポレートサイト・ECサイト・ブランドサイト等の企画・開発・保守・コンサルティングなどを行ってきました。2012年にハイファイブクリエイトを創業し、現在は WordPress の保守やコンサルティング、ディレクションや開発業務などを担当しています。 プロフィール詳細

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