先日こんな話をしました。
「グルメとか会社のアクセスマップページとかスマホで見る機会が多いページをスマートフォン対応してないっていうのは今はもう機械損失に繋がっていて、ユーザーはもう見ない。見ないから行かない、という流れになってきている」
実際自分が気になったレストランはまず食べログで調べるし、その後公式サイト見てみて、雰囲気みて「ここいいな、行ってみよう」と思って行く。
だけど世のサイトにはまだまだスマートフォンに対応していないサイトもたくさんあって、「食べログの評価が高いけどサイトに欲しい情報がない」、「気になってホームページに訪れたけど見難いからやめた」と。
また、打ち合わせ先の会社へ向かっている途中、「最寄りの駅からのアクセスを見よう」とおもって社名で検索、アクセスページを探して駅からの行き方を確認する。
しかしアクセスマップのページがどこにあるか、サイトをくまなく見ないとわからなくなっていて、探すのにも一苦労という場合。
あまりにも見つからないと会社概要の住所をコピーしてGoogle Mapに貼り付けてみる、なんていう手間も。(こういうの実際よくあります…)
もう「スマホ最適化してないと見ない」という傾向になってきています。
スマホで見る機会が多いホームページでスマホ対応してないのは機械損失
ここも考えれば当たり前なんですが、ユーザーの気持ちになってみればわかります。
例えば通勤電車の中で「今日の飲み会の場所はどうしようかな。そういえばこの前気になっていてあのお店、ちょっと検索してみるか」
というシチュエーションで検索する。アクセスしたら小さく見づらいPCサイト。片手はカバンをもっているから拡大もしにくいし、従って文字も見難い。
「別のお店見てみよう」
となってしまい、せっかく訪問したユーザーを逃すことに。
これがスマートフォンに対応している場合を考えてみましょう。
- 店舗の写真
- 店内の様子がわかる画像
- メニューの詳細
- アクセスマップ
- 店舗の基本情報
- 電話をかけるボタン
- 問い合わせボタン
…等々、基本的なユーザーが知りたい情報をスマホでちゃんと表示できるようにしておけばユーザーは満足します。
仮にトップページだけスマホ最適化し、詳細のページはPCと同じでもいいでしょう。
タブレットでのアクセスはその方が見やすい場合もあります。
どのようなホームページをスマホ最適化させればいいか?
BtoCサイトはおそらく全体の20%?50%ほどがスマートフォンからのアクセスだと思います。
一例をあげると、
- 上記のようなレストラン/居酒屋/バー等のグルメ系
- 美容室/エステ/ネイル等のサロン系
- ジム/ヨガ/スクール等のフィットネス、スクール系
- オンラインショップのECサイト
など、対企業ではなく、対個人にビジネスをしている場合、スマートフォンのアクセスが高いと思われるので対策するべきです。
しかし同じBtoCでもPCでじっくりみるようなサイトは重要度はさほど高くないです。
例えば転職サイト。移動中に片手間に見るようなものでもないので、全面対応は不必要ですが担当者からメールが届いた時に確認するためのマイページはスマートフォン対応が必要かもしれません。(この辺りはアクセス数をみて随時対応)
逆にいえばスマホ対応するだけで他社と差別化できる
競合他社がまだスマホ最適化していない場合は早い段階でスマホ最適化をするかどうか検討が必要です。
「どうするか考えていたら、他社はスマホ専用ページが出来上がっていた」と悩む前に手を打つのがベターでしょう。
今後マーケットはまだ拡大していき、2014年にはフィーチャーフォン(ガラケー)の数を超えるようです。てかまだそんなにガラケーって使われていたんですね…(インターネットを使わない層だと予測します)
参考:
スマホからのアクセス率はどんな傾向のサイトが高いか?考えてみる。
https://obrigado.biz/
スマートフォン市場規模の推移・予測(2013年3月)
http://www.m2ri.jp/newsreleases/main.php?id=010120130328500