Open AI が先日発表した DALL-E 3 を試してみたところ、すごい画像生成能力だったのでご紹介します。
なお、現在はまだChatGPT Plusユーザー限定のため有料版のChatGPTを使っていないとDALL-E 3は使えません。
目次
DALL-E 3とは
DALL-E 2 の次のバージョンとなり、より高品質な画像を生成できるようになりました。今のところ、ChatGTP からのみ利用できるようです。ChatGPT を利用することで、自然対話を元にした画像生成ができるようになっています。
公式サイトに詳しく記載されています。
参考: DALL·E 3
さらにクオリティの高い画像を生成できるDALL-E 3
早速、ChatGPTからDALL-E 3で画像生成してみました。ChatGPT の新規作成からプルダウンに DALL-E 3が出現!早速選択してみます。
ChatGPTに生成してもらったプロンプトを使って、いくつか画像を作ってみたところ、なかなかのクオリティの画像……。驚きました。
DALL-E 2 の画像生成力と比べてみる
どの程度クオリティが上がっているか、DALL-E 2と比較してみます。上記生成してもらった画像の1枚目のプロンプトをDALL-E 2に入力し、生成しました。
この通り全然違うのがわかります。こんなすごいものをシレッと公開してくる Open.ai 凄い……。
他にも色々生成してみる
参考までに、他にもいくつか作成してみました。プロンプトはChatGPTに作成してもらった、訳の分からない難しそうな条件です。
中世の町の広場で、騎士とドラゴンが戦っています。背景には焼け落ちた建物と恐怖に満ちた村人たちが見え、空には黒雲が広がっています。
幸福と平和の象徴として、大きな太陽の下で踊る多くの色とりどりの花々と蝶々を描いた幻想的な風景。
ルネッサンス風のスタイルで描かれた、王冠を着けた若い女王が玉座に座っている、詳細にわたって装飾された宮殿の室内を描く。
どれも今までのDALL-E 2では作成しないようなクオリティの画像ばかり!これは驚きました。
画像サイズの変更も対応
画像サイズを指定すれば、そのサイズで作成をしてくれます。
ただし、作成済みの画像からサイズだけを変更することはできません。同じプロンプトを使って再生成するため、似たイメージにはなるものの、完全に一緒の画像は生成できませんでした。
Adobe Firefly を使ってサイズ変更という手
「同じ画像を使って、どうにかサイズ変更をしたい!」
という場合は、Adobe の画像生成AIであるFireflyを使って自由なサイズに変更することができます。
DALL-E 3で生成した画像を一度ダウンロードし、Photoshopに読み込ませます。変更したサイズにしたあと、「生成塗りつぶし」機能を使って余白を適当に埋めてもらいます。
ただし、Fireflyは人物画などはDALL-E 3に及びません。そのため今回のように人物が並んでいる画像などはFireflyを使って生成した画像と組み合わせるのはあまり得意ではないと感じました。
この記事のトップにある画像はこの手法で作った画像です。よく見ると生成能力の違いがわかるかと思います。
画像生成のクオリティはさらに高くなる
DALLE-2 が一般公開されたのが2022年9月だったので、約1年でここまでのクオリティの次期バージョンが発表されました。
もしかしたら、あと1年後にはDALL-E 4が公開され、よりクオリティが高くなっているのかもしれません。楽しみ!
とりあえず今はDALL-E 3を触って楽しみたいと思います。以上、DALL-E 3のご紹介でした。
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