「なんだかわからないけど”SNS”というのが流行っているからウチのサイトにも導入してみよう。」
として始めてみた”SNS”。ただやみくもに始めてみても暗闇の中で出口を探すようなもので、非常にもったいない。
ここではどのようにSNSを使い分けていけばいいのかという点と、どうやってSNSを使って効果的に結果を得るのかという点をお話したいと思います。
大手企業はSNSのアカウントを作るだけである程度人は集まってくるので、もっと現実的にBtoCサイトを運営する中小企業や店舗など、個人レベルで実践で使えるお話をします。
SNSとは
SNSとはソーシャルネットワーキングサービス、またはソーシャルネットワーキングサイトの略です。
いわゆるFacebookやTwitter、Google+やmixiなどが有名で、人と人がつながったりコミュニーションする環境を提供するWebサイトです。
日本ではミクシィでSNSがブレイクし、Twitter、Facebookと流行っていきました。
よく「ミクシィ疲れ」といってSNSでの距離感やコミュニケーション方法がわからず過度に良い自分を演出してしまい、楽しかったはずのSNSがつまらなくなってしまった、もう開きたくない、というケースもありました。便利なはずのSNSの間違った使い方ですね。ほどほどに、自分のやりたいようにやるのが一番です。
SNSの種類と使い分け
簡単にSNSの種類とフィールド(範囲)、それとどのように使われているケースが多いか、というのを大雑把に分類して表にしました。
種類フィールドどのように使うかmixi友人、趣味の合う人知り合いとのコミュニケーション、趣味や好きなもののコミュニティに属して情報交換Twitter有名人(リアル/ネット)直接の友人ではない第三者 | 有名人のツイートをフォロー、影響力のある人の発言、情報収集Facebook友人、知り合い友人の近況を知る、友達が他の友だちしたメッセージやいいね、情報収集&発信Google+友人、知り合い(割りとネットに強い、ITに疎くない人中心)友人の近況(より仕事より)、情報収集LinkedIn仕事上のつながり、人脈転職に活かす、人脈作りmobage,GREE?ただゲームがしたい
それぞれのSNSに使う用途があり、使い分けをそこまで意識はしていなくても環境自体が違うため人による向き不向きや、同じ情報を流しても広がる場合そうじゃない場合もあります。
ちなみに僕はmixiは2,3年程熱中し今は放置、Twitterは1,2年熱中して今はたまに。Facebookは今のところ一番時間を使うSNSですが周りがみんなやり始めて全部見れなくなってきました。
SNSごとにユーザー層が違う
上記の表からわかるように使用用途が異なります。
そのため、ビジネス目的でSNSを使う場合、単に「Facebookが流行っているからFacebookページを作ろうか」とか思ってもダメなんです。
何を考えないといけないかというと、売りたいサービスや商品がどのユーザー層が使っている/潜在的に欲しているかを見極め、最適な環境で狙ったユーザーに響くようにリーチすることです。ヒット率が全く変わってくるどころか、最悪全く効果を感じられなかったということになり、「SNSダメだよね」となってしまいます。
各SNSごとにユーザー層が違うというのを参考データで見てみましょう。
転載元:mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2013年3月最新ニールセン調査 [ITL]
男女比で比較した表です。上記はPCを使ってアクセスしたグラフですが、mixiの女性ユーザーが全体の45%と約半数近い数字になっています。
逆にLinkedInは7割以上男性という結果です。
次いで年齢別のデータをみてみましょう。
転載元:mixi, Twitter, Facebook, Google+, Linkedin 2013年3月最新ニールセン調査 [ITL]
mixiユーザーの約半数は30代まで。TwitterとFacebookは先ほどの表で男女比はほぼ同じでしたが20代以下での使用率を見るとTwitter 26%、Facebook 19%と、Twitterの方が若年層に使われていることがわかります。
これはスマホやガラケーでのアクセスが含まれていないデータなので、10?30代の女性の数値がもっと変わってくるのではないかと思います。
特にSNSは今やPCでアクセスというより電車での移動中、昼間ランチで食事中など、スマホで見るケースが多いので、このデータはあくまでも参考という程度で実態は変わってくるでしょう。