Adobeが5月6日に発表したアナウンスによると、今後Fireworksの開発は終了するようです。
The future of Adobe Fireworks ? Adobe Fireworks
タイトルからしてもわかるように、「Fireworsは終わった」とはいってなく、あくまで「Fireworksのこれからの未来」という雰囲気になっています。
今後新しくなるバージョンには入らないけど、CS6として提供は続けるし、バグの修正とかも行なっていく、と言っています。
そもそもFireworksの立ち位置とは
僕は現在Fireworksを全然使っていなく、送られてきたデータがFireworksだったら使う、くらいで制作は基本的にPhotoshopを使っています。
なので、今回のアナウンスは「へー、そうなんだ」くらいに思ってました。
デザインにも色々あって主観ですが、Illustratorを続けている人はDTP畑の人が多く、大体はほぼPhotoshopデータ、比較的新しい会社とか若い方はFireworks、という棲み分けでした。
よく「illustratorとphotoshopのいいとこ取りをしたのがfireworksだ」と見たり聞いたりしますが、あまり僕にはそれはわからなかった。
確かにスライスは便利だけど、デザインの柔軟性というか、幅が広いのはfireworksではなかったんですよね。
こういう理由から立ち位置が微妙で、使ってはみたけど機会もなく、起動されずに時を過ごしてた…という印象です。
Fireworks使いは今後どうなっていくか
予想ですが、しばらく1,2年は今の状況が続くと思います。
まだCS6は新しいし、廃れることはないです。公式アナウンスでバグフィックスや対応もすると言っているので。
しかしその後Phosothopやillustratorで新機能が追加されると「使いたい」、「使ったほうが楽」となっていくんじゃないかなと。
使っているユーザーが多いほうが情報が多いし検索してもすぐ問題解決のページにたどり着きやすいってのもありますし。
PhotoshopをもっとWebデザインフレンドリーにしてくれたら
一番嬉しいのはいつも使っているPhotoshopをもっとWeb制作用に使いやすくしてくれることなんですよね。
スライスとか超やり辛くて透過画像の場合後ろのレイヤーをいちいち非表示にしたり、戻したり…
これは解決プラグインが海外サイト(失念)にあって、動画でみたけどすごい便利そうだった。
ちょっと縦長のページを作っててjpgで書きだそうとすると結構重いし。(これはマシンの問題もあるか…)
やっぱ結局のところ
そもそもPhotoshopは画像加工ソフトであってページデザイン向けに作られてないんでしょうね。使っててつくづく思います。
adobeはきっとWebデザイン制作ソフトとしてfireworksを発表したけど3者の違いが伝わりづらく、ユーザーは使い慣れている今までのツールに落ち着いた、というところが今回の開発終了の実態なんじゃないかと。
何にでもあてはまると思うんですけど、新しく便利な技術が進んでいくとこういったことは避けられないので、「俺は絶対に今までのやり方を変えん!」とするより、その時々で便利なツールを使って行って思考停止状態にならないことが重要なのかなあと思うのです。