エステサロン向けに作られたWordPressのテーマを利用することにより、デザインが出来上がったウェブサイトを簡単に構築することが可能です。
探し方としては、サロンという業種からパソコンよりスマートフォンからのアクセスが5〜8割位まで占めると考えられますので、いかにスマートフォンから見やすく使いやすいデザインか、というところに注目して探すことがおすすめです。スマホ用のデザインはレスポンシブデザインで対応しているテーマがほとんどです。
日本人向けの見た目で作られたデザインから、海外のデザイナーによるWordPressテーマまで、無料有料に分けて小規模サロンのエステサロン等向けのテーマをメインにご紹介します。
無料WordPressテーマ
スパやサロン向け海外産WPテーマ – Spa and Salon
公式サイト:Spa and Salon — Free WordPress Themes
無料テーマです。WordPress公式ディレクトリに登録されているため安心で、エステサロン向けに作られた海外テーマ。そこまで機能的ではありませんがあまり機能がありすぎると使いにくいし、表示スピードも重くなりカスタマイズがしにくくなるため、個人的にはできるだけシンプルな方がいいと思います。
海外テーマはパッと見るとかっこいいんですが、実際使うとなるとダサくなりがちです。このテーマであればそういったことは少ないのではないでしょうか。
シンプルな海外テーマ – Beauty Spa Lite
公式サイト:Free Beauty Spa WordPress theme for spa, beauty salons, massage centers
国外の無料テーマ。有料版もありますが、こちらは機能制限された無料版です。カラーの変更、フォントの変更、スライダーの設定などの変更が無料版はできないようですが、画像を変更する、テキストを変更する等で十分な場合は事足りそうです。もし使っていて機能のアップグレードが必要であれば有料版を使うという選択も可能です。
シンプルなデザインの国産テーマ – ベーシックデザイン 会社案内系 グリーン(C02)
公式サイト:WordPress用「ベーシックデザイン 会社案内系 グリーン(C02)」|テンプレートキング by ファーストサーバ
エステサロンに特化しているテーマではありませんが、シンプルなウェブサイトであまり機能を必要としないのであれば、このような無駄のないテーマの方が使いやすいかもしれません。
スマートフォンのデザインも見やすく使いやすそうな印象でした。
デフォルトが一番最強かもしれない – Twenty Seventeen
公式サイト:Twenty Seventeen — 無料の WordPress テーマ
WordPressをインストールすると現時点でデフォルトで設定されている、「Tweny Seventeen」。個人的には小規模なエステサロンはこのテーマがなんだかんだいいのではないでしょうか?デモサイトがあるので是非ご覧ください。デモではスマートフォンでは画像になるためパソコンからのみとなりますが、トップページのメインビジュアルに動画のインパクトが強いです。全体的にとてもシンプルな作りですが、「必要最低限のテキストと画像でOK」という場合はマッチしそうです。公式ディレクトリにもちろん安全、カスタマイズもしやすいよう作られているので、「自分でカスタマイズしたい」という場合はオススメです。
有料WordPressテーマ
ヨガ/エステ/ネイル/スパ等のコーポレートサイト向け – LOTUS
公式サイト:WordPressテーマ「LOTUS (tcd039)」 | ワードプレステーマTCD
価格:12,980円
日本人に馴染むデザインとインターフェースで作られた国産テーマ。コンテンツがふわっと表示したり、画面遷移にフェードアウト/インがあったりと見た目がリッチです。また、スマホでの見え方も美しく、テーマをベースに画像とテキストを店舗のものに変えるだけでしっかりとしたサイト構築ができそうです。
また、HTMLを利用せずとも設定ができるように構築されているのも安心です。もちろんカラーや基本設定などもテーマ側で行うことが可能です。
ベーシックな国産テーマ – Petit
公式サイト:業種に特化したレスポンシブデザインWordpressテンプレート【ペットサロン】【サロン】【美容室】『Petit(プティ)』 / DLmarket
価格:5,537円
デモはペットになっていますが、美容室やエステサロン等小規模サロンで利用する前提で作成されたテーマです。デモページにある通り、「お知らせ」と「ブログ」を掲載できるようになっていたり、料金表やスタッフ紹介など、そのまま小規模サロンで利用できます。スマホでの見え方も無駄もありません。
ミニマルデザインのテーマ – Flora deux
公式サイト:初心者でも簡単に使えるレスポンシブWordPressテンプレート「Flora duex」(個人ショップ・飲食店のホームページ制作にも最適) | ワードプレステンプレート Minimal WP | シンプルでおしゃれな日本語WordPressテーマ
価格: ¥9,999
サイト名の通り、ミニマルなデザインのサロンに最適なワードプレステーマです。「機能はそんなにいらない、店舗の紹介とお知らせ的なコンテンツがあればいい」という場合は使いやすいと思います。スマホに加え、タブレットやミニタブレットまでレスポンシブでデザイン分けして表示されます。
トップページの一部やサイドバー、フッター等はウィジェットからドラッグ&ドロップで設定できるため、HTMLの知識がなくてもある程度カスタマイズ可能なテーマとなっています。
海外デザインの機能的なテーマ – Beauty Salon
公式サイト:Beauty Salon – Responsive WordPress Template by bdthemes | ThemeForest
価格:$59$49
7つのカラーバリエーションに加え独自のカラーカスタマイズが可能、25個以上のウィジェット設定、600以上のGoogleフォントetc…書ききれないほどの様々な機能が付与されている海外産レスポンシブテーマです。ページのサンプルレイアウトやパーツなど、ほぼ必要なものは揃っていますので、このサイトのデモを見てこれをベースにサイト構築するタイプであれば使いやすいでしょう。
逆に、カスタマイズするように使うなら使いづらいかもしれません。
予約機能と販売機能を持った海外テーマ – Beauty Hair Salon
公式サイト:Beauty Hair Salon
価格:$69
多くのWordPressテンプレートを制作している企業の美容系のWordPressテーマです。1400以上の販売実績と星4つのレーティング、レスポンシブ対応(320pxから1400pxまで)、パララックス効果やアニメーション効果、4つのテーマスキン、軽くて早い高速ページパフォーマンスといった機能に加え、美容院サイトでは嬉しい予約システムが組み込まれています。$34相当の機能ですが、このテーマを購入すると無料で利用できます。また、WooCommerceというECプラグインを利用するとサイト内で販売も可能です。
海外仕様にはなりますが、機能豊富でレビューも高いため、ある程度カスタマイズすれば安価で強力なテーマだと思います。
テンプレートのメリットとデメリット
テーマをいくつか紹介しましたが、テンプレートをそのまま使う場合は大きな問題はありませんが、プラグインとの組み合わせ、テーマで変更したい箇所のカスタマイズ、独自実装されている機能の変更などは基本的にはしないように使うことが一番テンプレートを使う上で問題が起きにくい使い方です。
どうしても「オリジナルのものから変更したい」というのはつきものですが、テンプレートを購入しないで一からテーマを作ったほうが自由度はもちろん高いため、最終的にはその方が良かったという場合もあります。そのあたりは「このテーマでできること」と「自分たちがやろうとしていること」をじっくりメリットとデメリットを比較検討した上で、テンプレートを利用するかテーマを作成する(依頼する)かを選択すると良いと思います。
最後に、無料有料問わずセキュリティ的に問題がないテーマを利用することを心がけましょう。
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