脱毛、痩身、フェイシャル、ブライダル、ボディトリートメント等の各種エステティックを行うエステサロンのコーポレートサイトで、WordPressで構築されたウェブサイトを調査しました。WordPress等のCMSを利用せずHTMLのみで構築しているサイトもありますが、ここに挙げたようにCMSとしてWordPressを採用しているサイトも数多く存在します。ここではWordPressで構築されたエステサロンサイト事例をいくつかピックアップして紹介します。サイト制作やリニューアルにご参考ください。
目次
全国展開のエステサロン
全国に店舗があるエステサロンでWordPress構築されているサロンを探してみました。
銀座カラー
公式サイト:美容脱毛専門店「銀座カラー」
全国約50店舗以上展開されている有名な銀座カラーさんです。下層ページにはhtmlがついているURLがありますが、内部ソースを確認するとWordPressでの構築となっているようなので、パーマリンクをカスタマイズして設定しているようです。ブログは内部ではなく外部ブログに飛ばし、各店舗ごとにカテゴリーで区分けして運用しています。
FAVORIX GROUP
公式サイト:FAVORIX GROUP
北海道から沖縄まで様々なブランド展開しています。基本的には下層は固定ページ、ブログを投稿として利用しているようです。また、ブログはコンテンツマーケティングとして検索からの流入を目的にユーザーのニーズに合った記事作成に焦点を当てています。
VS28スキンケアスタジオBALI
公式サイト:VS28スキンケアスタジオBALI
VS28スキンケアスタジオBALIさんはフェイシャル・ボディ・頭皮ケア等のエステで北海道から九州まで店舗展開しているエステサロンです。少なくとも表側からはプラグインの利用が見られず、プラグインに頼ることないWordPress構築されているようです。レスポンシブにてスマートフォン対応。
人気エステサロン
テレビCMで流れている有名なエステサロンや、ウェブ検索で上位にランクインしている人気のエステサロンを調査しました。
KIREISALONE
公式サイト: KIREISALONE(キレイサローネ)
東京、大阪、神奈川で店舗を展開するエステティックサロン。スマホ対応はレスポンシブWebデザインにて対応しています。グローバルメニューはスマホとパソコンで共有ですが、デバイスにより「無料カウンセリング」等のボタンを表示 or 非表示を切り分けています。
スマホとパソコンでデザインやレイアウトが変わるため、コーディングする際は技術力が必要です。
STLASSH
公式サイト:脱毛サロンのSTLASSH
関東、関西、九州地区で店舗展開するSTLASSHさんのウェブサイトは全体にWordPressを適応するのではなく、ブログコンテンツである「ストラッシュスタッフの美ブログ」において一部WordPress適用という構築方法となっており、その他は基本的にはhtmlで構築されているようです。スマホ対応はWordPress以外のページはsp ディレクトリへリダイレクトし、WordPress内ページはスマートフォン最適化プラグインのWPtouchプラグインを利用しているようです。
エステ・ステーション
公式サイト:大阪でエステならエステ・ステーション
大阪、京都、兵庫等関西を中心にエステサロンを展開するエステ・ステーションさんです。トップページにはキャンペーンや、お客様の声、人気のあるメニューランキング、スタッフブログや更新情報など、トップページに見て欲しい情報を網羅して設定してあります。情報量が多く迷いがちになりそうですがコンパクトにまとめてあります。
ラ・フラーム
公式サイト:ラ・フラーム
オリジナルテーマにてWP構築し、スマートフォン表示はレスポンシブウェブデザインにて最適化しています。パソコンとスマホでグローバルメニューの構成が変わる場合、別々のメニューのHTMLを用意したりして表示によって切り替えることがありますが、このサイトの場合は同じメニュー構成を維持しHTMLをデバイスによって切り替わるよう設定をしています。
WordPress導入の傾向
WordPressを導入するエステサロンのメリットとして、以下のようなものが考えられます。
- キャンペーン情報を店舗の担当者が作成できる
- 店舗ごとのニュースやお知らせを各店舗が発信できる
- 管理画面にスマートフォン等デバイスからのアクセスが可能
一つずつ見ていきましょう。
キャンペーン情報を店舗の担当者が作成できる
毎回都度キャンペーンのページをHTMLで作ることは費用的にも時間的にもスマートな方法ではありません。広告からの流入を想定するランディングページであれば最適化したページレイアウト・デザインが必要かもしれませんが、頻繁に発生するキャンペーンや、早急に公開したいキャンペーンなどは制作の時間がとれないというところが実情かと思います。
その場合は店舗責任者がWordPressの管理画面から作成できるように設計・構築すると上記の問題がクリアされます。また、構築の際にはHTMLやCSS等を一切使わずにページが作成できるようにカスタマイズして構築することにより、ページ制作者の勉強コストを下げられ、予期せぬページの崩れや不具合等に悩まされるリスクが減ります。
キャンペーンが終了するのは手動で下げられる他、「指定の日時を過ぎたら自動的に表示しない」等の設定も可能なので、サロンのウェブサイトから直接申し込んでいただける強力なツールになります。
店舗ごとのニュースやお知らせを各店舗が発信できる
数店舗展開しているエステサロンでは、上記のようなキャンペーンや店休日など各店舗ごとに発信したニュースがあると思います。そういったお知らせコンテンツはわざわざ本社の担当者にメールして掲載してもらう、というフローよりも店舗担当者が直接サイトに掲載できるように仕組みを作ることで効率のよい更新環境を作ることができます。
また、WordPressで制作することでトップページには全店舗のお知らせを一覧で表示し、店舗詳細ページではその店舗だけのお知らせを一覧表示する、といったカテゴライズと表示が実現可能です。これらはSSI、PHP等のプログラムを利用すればもちろん可能ですが、HTMLのみで構築している場合は都度追加せねばならず、更新の際に手間が発生します。
管理画面にスマートフォン等デバイスからのアクセスが可能
上記の更新やページ制作はPC以外にも各店舗責任者や更新する方のスマートフォン・タブレット等のデバイスからも可能です。もちろん厳重にセキュリティ対策をする必要がありますが、最近ではパソコンを扱う機会がどんどん減っており、パソコンを使って文章を書くよりスマートフォンを利用する方が慣れているというケースもあります。
PCの減退は加速しており、このペースでは来年にも基準となる2006年よりも短い時間を計上することになるだろう。
参考:携帯・スマホで2割超え、PC減るもタブレット型端末が補完…メディア接触時間推移(経年変化)(2016年)(最新) – ガベージニュース
導入のデメリットと構築の注意点
WordPress導入のデメリットとしては、オープンソースという無料で利用できるツールであるが故にセキュリティの問題は常につきまとうし、元々HTMLや他のCMSで構築している場合のリニューアルにかける工数が膨大になりリスクが洗い出しきれない、などが考えられます。
そのあたりをクリアしてもWordPressのメリットを享受できる方が大きいことが考えられますので、WordPressを導入検討されている場合は一考の余地は有るかと思います。
WordPressで構築する際は
- プラグインのメリットデメリットを理解している
- オリジナルテーマで作成
- スマートフォンを第一と考えるスマホファーストにて制作
- セキュリティ対策を行っている
少なくとも上記の条件をクリアする業者をおすすめします。店舗の業務フローや現状かかえる問題をシステムで解決できるWordPress構築が得意かつ実績豊富なウェブ制作会社へ依頼しましょう。
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